新型コロナウイルスとパパ活…

新型コロナウイルスの記事引用

3月13日12時現在、日本国内の感染者数は690人(クルーズ船感染者697人を除く)、死亡者数は19人である。3月に入りウイルス禍が欧州などでも拡大するにつれ、日本の状況は相対的にマシだとみなされつつある。

 もっとも、新型コロナウイルス感染のリスクは、重症化や死亡だけではない。ニュースを見ていて私が感じてしまうのは、「自分の思わぬ行動がバレることで社会的に死ぬリスク」だ。ことに非高齢者で既往症のない一般人にとっては、こっちのほうが深刻かもしれない。

 なぜならウイルス感染が明らかになった場合、感染者本人や濃厚接触者の行動履歴は保健所によって追跡される。特にライブハウスやスポーツジムなど、不特定多数の人間が立ち入り、感染爆発のクラスターとなり得るような場所については、利用者が重点的に追われていくようだ。

 ウイルスの伝播の阻止は公共の福祉にかなうため、個人のプライバシー権がある程度制限されることは仕方ないと思う。だが、現実問題としては結構ゾッとしなくもない。なぜなら人間は、誰しも品行方正な行動だけをしているとは限らないからだ。

たとえばキャバクラで感染したら……
たとえば3月上旬、某県ではキャバクラに勤務していた女性の感染が明らかになった。いまやハリウッドスターやカナダ首相夫人でも感染する状況であり、いかなる職業でもウイルスから完全に逃れることは困難だと言えるのだが、なかでもキャバクラは客の男性とキャストが密着して会話するため、唾液などによる飛沫感染のリスクは比較的高くなる。

 事実、やがて濃厚接触者の追跡がおこなわれると、キャバクラの客だったと思われる男性数人の罹患が判明。この1人である男性会社員については、妻と小学生の息子にもウイルスの陽性反応が出ている。

 いずれも症状が出ていないか、出たとしても容態は安定しているようだ。過度に恐れる必要はない。だが、私はつい小市民的な考え方をしてしまう。

 この男性会社員は健康を回復した後、無事に以前と同じ日常生活を送れるのだろうか――? というのも、たとえば彼がプライベートでキャバクラに遊びに行っており、その領収書を会社宛の経費で落としていた場合、ウイルスのせいで不正が発覚する。今後のサラリーマン人生は大丈夫なのか。

 また、男性会社員がどのくらいの「濃厚接触」をキャバクラ嬢とおこなって感染したかが、保健所や病院から妻や勤務先に伝えられるのかも気になる。

 普通に取引先に付き合って1セットを飲んでいただけでも、奥さんが嫉妬深い性格であれば夫婦関係に一波乱が起きるだろう。いわんや、お気に入りのキャスト目当てに通い詰めてドンペリを3本開けていたり、アフターでもっといろんな濃厚接触をおこなっていたりすれば、家庭内での修羅場の発生は不可避である。

「性産業の顧客リストを追跡している」

 もっとも、キャバクラはまだマシかもしれない。大人の世界にはもっと過激な夜の施設が数多く存在しているからだ。かつて1983年、宮内庁の東宮侍従長(男性65歳)が勤務時間中に新宿の個室付き特殊浴場に遊びに行って心臓麻痺で死亡した事件のように、マヌケな不祥事は末代まで語り継がれてしまう危険性がある。

 事実、2月上旬にはシンガポールで、出稼ぎ中の湖北省出身の中国人性産業従事者の女性が新型コロナウイルス感染の確定診断者であり、当局がこの女性の顧客名簿を入手して追跡調査をおこなっている――、とするフェイクニュースが流れたことがある。

 このシンガポールの一件はデマとしても、実際に似たような事態は起こり得るだろう。この手の性産業の現場では飛沫感染どころか、他者の唾液や糞尿の成分が直接粘膜に接触する可能性もある。感染リスクはキャバクラの比ではない。

 もちろん、これらの店舗への立ち入りが職場や家庭にバレた場合のリスクも、やはりキャバクラの比ではない。特に家庭に関してはおそらく離婚の危機が発生する。

 いわんや立ち寄った店舗が、ノーマルな性癖の範囲内にとどまらないサービスを提供していた場合はいっそうピンチであろう。

 たとえば50代男盛りの頑固部長はニューハーフヘルス(掘られる側)で感染、40代の女子校生活指導担当教師はキャンパス系イメージクラブ(セーラー服オプション2000円)で感染、30代出世株のイケメン商社マンは赤ちゃんプレイ店で前の客が使ったおしゃぶりから感染……などといった複雑な事情が周囲にバレると、たとえ肺炎が回復しても当人たちは社会的に回復できまい。

不倫旅行先の温泉宿で感染したら……

 上記は主に男性の場合だが、たとえ女性であっても、不倫旅行先の温泉宿で感染、マッチングアプリで探したパパから感染、推しのホストの生誕祭で集団感染が爆発、違法薬物の集団濫用パーティーでウイルスが蔓延……など、感染経路が発覚することで「社会的に死ぬ」ケースはあり得る。

 そこまで悪いことをしていなくても、濃厚接触者が追跡されていく過程で、自分が外回り営業をサボってビールを飲んだりマッサージやパチンコに行ったことが職場にバレるだけでも、かなり気まずい事態にはなる。

別のリスクもある。3月6日に感染が確認された中部地方の男性は、副業がバレることをおそれて、当初は保健所に対して発症後の一部の行動を隠していた。自分がこの男性と同様の状況だった場合、保健所に正直に申告できるかは悩ましいところだろう。

もし、パパ活してるパパが新型コロナウイルスに感染していたら…

恐いですよね…

なので新型コロナウイルスが落ち着くまでは、活動を自粛した方が良さそうですね。

 

 

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